とにかく誰かを喜ばせることを

2024年、始まりました。

年末年始は、自分にとって一番大切な人と一緒に過ごすことができました。
わたしの毎日は、尊敬する人、大好きな人、大切にお話ししたいと思う人たちに囲まれています。
2023年は、特別な何かを成し得たという気持ちはないですが、いつもどおり色々なことに挑戦したし色々なことに失敗したと思います。
でも決定的に言えることは、家族のおかげでいま私はなんの心配もなく、自分の頑張りたいことを頑張れているということです。
去年は一層、自分のことが大好きになりました。

そこでそこで。。
2024年の始まりはなんだか恐ろしいニュースばかりがテレビを埋め尽くしています
ロシア・ウクライナ戦争も始まってからもうすこしで2年が経とうとしています

戦争や震災は、社会の授業で知識として習った「過去のこと」でしたが(とは言え流石に熊本や東日本大地震は記憶に濃く、残っています)、
いま現在に自分とおなじ人間が、辛い事実の中に身を置いていると想像すると
本当にわたしは、何もできない人間なのだなあと改めて思ってしまうところです。


ただ今日、プッチーニの残した珍しい喜劇のオペラ《ジャンニ・スキッキ》を初めて鑑賞しました。
喜劇とは、やっぱり大阪だと「吉本新喜劇」
小さい頃いちど、連れて行ってもらったことがあります。
それぞれのキャラクターにお決まりなセリフが、何回聞いてもおもしろくて。何回も聞きたくて。
またこの面白いお話の登場人物たちに会えた〜!と安心してたくさん笑ったのでした。

《ジャンニ・スキッキ》は「わたしのお父さん」が超有名なアリアとして存在していますが、またあの単体で聴くと感動的な旋律が、
ストーリーの中で聴くと「なんでこんな綺麗やねん」とツッコみたくなる、大笑いソングなのです。
大笑いというか、、パパにおねだりするムスメが可愛くてプッと笑ってしまうのです。
その他にもたくさんの面白いポイントがあって、でもそれを演じているキャストや演奏家たちは120%の「ド・真面目」で。

そうか。やっぱりお客さんに「今日ここに来れて良かった。心が動く時間を楽しめた。」と、喜んでもらうこと、それだけが私の使命なのだ、と
それだけが「私にできるかもしれないこと」なのだ…と思いました。


今はモーツァルトの楽譜を多く読んでいます。
(ショパンの楽譜は、2023年度に自分に課した課題なので並行で続けていますが)
モーツァルトは本当に、本当に120%のエンターテイナーだと思います。
「人を喜ばせること」
別に題材自体が暗くたっていいのです、
何か人に心を動かす体験を与えられれば、それが喜ばせること…

そんなことができたら、私は一番嬉しいこと…

まだ若いからって人生が何年もあるかはわからないですしね、
明日、明後日、来月、来年死んじゃうかもしれないのなら、わたしも誰かに少しでも喜んでもらえる言葉かけや行動をしようと思います

Pianist 橋本 由羽(ゆうは)

大阪府在住、関西を中心に活動しております、ピアニストの橋本由羽です。 自由に羽ばたくと書いて、「ゆうは」と読みます。 クラシック音楽が専門で、弦楽器とのアンサンブルも得意としております🎻 演奏会の情報から、日々の気づき、共演者さん、生徒さんとのやりとりなど、私らしく楽しいお話を投稿していきます✍️

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